民主党メールマガジン DP-MAIL 第141号 2004年4月8日 編集・発行/民主党国民運動委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】民主党年金抜本改革案のポイント 【トピックス】民主党、年金抜本改革推進法案を提出 【選挙データ】衆院統一補選公認候補、参院選公認候補 【政策・情報】民主党年金抜本改革推進法案 【談話・会見】小泉総理の年金関連法案についての説明責任を求める、他 【お知らせ!】警察不祥事情報をお寄せください ■ハイライト 公平・公正・透明で 安心・持続可能な年金を ──民主党年金抜本改革案のポイント 世代間の受給額格差で高まる年金への不公平感。正社員とパート、勤労者と自 営業者、民間と公務員など、バラバラの制度で強まる不公平感。働く女性と専 業主婦の間で相互に高まる不公平感。世代間、世代内で不公平が生じる年金制 度そのものに対する不信感。将来、本当に受け取れるのか? 日に日に高まる 不安感。納めた保険料の不適正使用に関する不透明感。 こうした、年金への不公平・不信・不安・不透明を払拭してこその抜本改革で す。しかしながら、自民・公明案は、こうした根本的問題をまたしても先送り したうえで、「とりあえず」保険料を値上げ、給付を削減するという、まさに 「やらず、ぼったくり」の「改悪」案です。民主党は、こんなゴマカシ・先送 りは許さない! と、問題を根本的に解決する抜本改革を提案し、国会で対決 します。 1.公平でわかりやすく すべての年金を同じ制度に一元化 国民年金、厚生年金、共済年金、それに議員などの互助年金。バラバラな制度 が不公平感の温床です。民主党は、これらをすべて一元化して、公平でわかり やすく、転職などにも対応しやすい制度に改革します。 2.公平と安心を両立させる 2階建ての年金制度 <支払った分に比例して受け取る=所得比例年金> すべての人が所得に比例して保険料を納め、納めた保険料に比例して年金受取 額が決まる公平な制度に。働き方などによる不公平感をなくします。その保険 料率は、現在の13.58%を維持します。 <最低限の生活の基礎を下支え=最低保障年金> 高齢者等の安定した生活を保障するため、これまでの基礎年金に代えて、全額 を税で負担する最低保障年金を設けます。財源は、年金目的消費税の創設など、 全額国庫でまかないます。高額所得者への支払いをカットして、財政負担を抑 えます。また、この全額税方式の最低保障年金制度によって年金の空洞化は解 消します。 3.消費税の使い道は明確に <約束した年金をきちんとお支払いする財源として> 今まで保険料を払ってきた世代に自民党政権が約束してきた年金を支払ってい くために、自民・公明案では、急速に保険料が値上げされます。約14兆円の 保険料負担増は、それを負担する現役世代に、余りメリットはないのです。し かし、国民への約束を破れば政府、そして政治への信頼が失われ、その後のど んな制度も成り立ちません。 そこで自民党政府の「負の遺産」を、保険料を納める現役世代だけに、しわ寄 せするのでなく、政府と霞ヶ関官僚の責任を厳しく追及することを前提に、3% 程度の年金目的消費税を創設し、これまで保険料を支払ってきた部分に対応す る年金支給の不足分に充てます。これによって高度成長を実現してきた世代の 生活を、国民全体で支えることとします。 <高齢者の生活を守る最低保障年金の財源として> 今まで保険料を支払ってきた世代に対する年金給付が徐々に減少するにつれて、 今度は新制度による最低保障年金の財源が必要になります。年金目的消費税は、 これまでの「負の遺産」を解決しながら、段階的に、最低保障年金を支える財 源に振り替えます。 4.働く女性も専業主婦も どちらも納得の新方式 夫婦は独立した人格であると同時に、世帯単位で家計を支えているとの実態が あります。その両面を生かすために、夫婦の収入を合算し、その1/2ずつを 各人の収入とみなす新方式(二分二乗方式)を採用します。これなら、働く女 性の不公平感も解消され、専業主婦も自分自身の年金がきちんと確立します。 5.世代間のアンバランスを圧縮 積立金は早期に縮減 少子高齢化による世代間のアンバランスは、団塊ジュニア世代が給付を受ける ピークを越えた2050年ころまで。これ以降は、保険料を納める現役世代人 口と、年金を受け取る高齢者人口の比率が安定し、毎年の保険料収入でその年 の支払年金額をまかなう方式で、世代間の格差なく継続的な年金制度を維持で きます。 不透明な運用で損失を出し、利権・天下りの温床になっているとも言われる年 金積立金は、2050年ころまでの世代間格差緩和のために取り崩し、最小限 のレベルまで縮小します。 民主党年金抜本改革推進法案 全文 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0008.html 要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0007.html 資料(PDF) http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0006.html ■トピックス 民主党は8日、独自の年金抜本改革推進法案を衆議院に提出。同時に、1日の 衆院本会議の年金法案審議における小泉首相の答弁拒否の非を与党に認めさせ、 首相の再答弁および民主党法案の衆院本会議における単独審議をかちとりまし た。いよいよ年金制度抜本改革に向けた本格審議が始まります。政府・与党案 と民主党案、どちらが将来にわたって安心で公平な制度をつくれるか、徹底議 論していきます。 <テキスト> ●国会の動き 年金抜本改革推進法案を提出(4/8) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040408_01teishutsu.html 年金法案で首相の再答弁、民主党案単独審議を勝ち取る(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_07daigishikai.html 【参院本会議】民主党の難民等保護法案と政府案が審議入り(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_01sanpon.html 【参院本会議】勝木議員、政府の展望なき中小企業対策を批判(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_02katsuki.html 野党3党で輸入牛肉のBSE対策2法案を提出(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040402_02bse.html 【衆院本会議】枝野、古川議員、政府年金法案の撤回求める(4/1) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040401_01shuhon.html ●幹部の会見 「年金一元化での閣内不一致を追及する」野田国対委員長(4/8) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040408_02noda.html 「首相の靖国参拝違憲判決を重く受け止める」菅代表(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_05kan.html 「首相は再質疑で国民に説明を」年金法案で野田国対委員長(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_01noda.html 「首相への本会議再答弁要求は国民も理解」菅代表(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_04kan.html 鳥インフルエンザ対策特措法案を提出(4/5) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040405_05influ.html 「政府は年金法案の審議拒否を改めよ」岡田幹事長(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040402_03okada.html 野田国対委員長、年金法案めぐる首相の答弁拒否を批判(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040402_01noda.html ●その他 国会内で年金改悪法案阻止の決起集会開く(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_03shukai.html 菅代表、学生無年金障害者訴訟の原告らと懇談(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_03munenkin.html 「三位一体改革」自治体緊急アンケートの結果を発表(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_04jichitai.html 【次の内閣】年金抜本改革推進法案を決定(4/7) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040407_06nc.html 菅代表、学生無年金障害者訴訟の原告らと懇談(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_03munenkin.html 【常任幹事会】03年度会計決算など承認(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_00joukan.html 東京・新橋で国民のための年金改革を訴え(4/6) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040406_02gaisen.html 第2回中小企業パワーミーティングを大津市で開催(4/3) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040403_01power.html 菅代表ら、池袋駅頭で政府の年金審議拒否を批判(4/2) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040402_04gaisen.html 両院議員政策懇で年金抜本改革案を討議(4/1) http://www.dpj.or.jp/news/200404/20040401_02seisakukon.html <ビデオ> 菅代表定例会見(4/6) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040406kan_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040406kan_v56.asx 岡田幹事長拡大定例会見(4/2) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040402okada_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040402okada_v56.asx ■選挙データ 衆議院統一補欠選挙公認候補予定者一覧 http://www.dpj.or.jp/0404hosen/ 第20回参議院選挙における公認予定候補者一覧 http://www.dpj.or.jp/04saninsen/list.html ■政策・情報 民主党年金抜本改革推進法案 全文 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0008.html 要綱 http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0007.html 資料(PDF) http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/kourou/BOX_KRO0006.html ■談話・見解 小泉総理の年金関連法案についての説明責任を求める(談話) http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/zaimu/BOX_ZAI0090.html 平成16年度予算の成立について(談話) http://www.dpj.or.jp/seisaku/kan0312/zaimu/BOX_ZAI0089.html ■お知らせ! <警察不祥事情報をお寄せください> 悪化する治安への対策が求められる今、警察の不正経理疑惑等、不祥事が続発 しています。全国の多くの警察官がまじめに働いているにも関わらず、一部の 心無い関係者により不祥事の多くが引き起こされています。国民に信頼される 警察を作るために、警察不祥事に関する情報を広く募集することとしました。 現場で働く警察官の皆さんをはじめ、心ある皆さんのご協力をお待ちしていま す。 警察不祥事情報募集ホームページ http://www.dpj.or.jp/keisatu/ ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報・宣伝委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、高齢者や障害者がアクセスしやすい情報発信をめざします。