民主党メールマガジン DP-MAIL 第151号 2004年6月24日 編集・発行/民主党国民運動委員会 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ 第20回参議院選挙 7・11政治に対するあなたの思いを一票に託してください ■目次 【ハイライト】参議院選挙 岡田代表第一声 【選挙データ】第20回参議院選挙候補一覧 【談話・見解】国民とともに、新しい政治、新たな日本を創る 【お知らせ!】警察不祥事情報をお寄せください ■ハイライト ストップ・ザ・小泉! ストップ・ザ・自公政権! ──参議院選挙 岡田代表第一声より(24日 東京・新宿) 皆さん、こんにちは。今、ご紹介いただきました民主党代表の岡田克也です。 いよいよ今日から参議院選挙、スタートしました。多くの仲間に支えられなが ら、しっかり代表としてリードをして、この選挙戦、がんばって、がんばって、 がんばって、勝ち抜いてまいります。皆さん、どうかよろしくお願いを申し上 げます。 今回の選挙、とても大事な参議院選挙だと思います。あのいいかげんな小泉さ んに対してはっきり「ノー!」と言う大きなチャンスが目の前に来ました。あ の年金改悪法案に対して、これを白紙撤回させて本当の意味での抜本改革をな し遂げるそのチャンスが、今回の参議院選挙であります。 ストップ・ザ・小泉!ストップ・ザ・自公政権!そのための参議院選挙です。 皆さん、力を合わせてください。よろしくお願いいたします。 <その場しのぎの年金法> さて、まず年金の問題。中身もひどいが、私はやり方にまったく我慢ができま せん。やりたい放題。「現役世代の5割を保証します」、これが最大の売り言葉。 しかし、現実はまったく違う。5割保証されるのは最初だけ。65歳では5割 でも、75歳、85歳となるに従って5割が4割5分、4割と減っていく。そ してだれもが5割もらえるかと思ったら、これも大違い。夫婦が共に働いてい る場合、あるいは独身者の場合には5割はもらえないんです。 そんな話、最初から聞きましたか。最初によさそうな話をして、国会で追及さ れると「実はこうでした」と言って、“後出しジャンケン”で出してくる。こう いう不誠実なやり方。年金制度はまさに老後の最後のとりでです。国民一人ひ とりにとって、本当に切実な、大切な制度。それをこんな不誠実な説明でやり 過ごそうとする、そういう小泉さんのやり方。これが私は我慢できません。 出生率も法案が通ってから明らかになりました。だけど、厚生労働省はもうそ の前から既に知っていたということも、私たちの追及で認めざるを得ませんで した。 皆さん、年金制度は大事な制度です。今までのやり方では、残念ながらもうも たないところに来ているんです。現役世代が保険料を払って、その保険料で高 齢者の皆さんの年金を払っていく、こういう仕組みがもうもたない。4人で1 人を支えた時代から、2人以下で1人を支える時代になる。若い人の負担をこ れ以上どんどんふやすわけにいかない。だからこそ、今大きくメスを入れて抜 本改革しなければならない。持続可能な年金制度にしなければならないのです。 そういうまじめな議論がまったく欠落して、単なる数字合わせ、ここ数年間を しのげればいい、そういう小泉さんのやり方はまったく国民の皆さんに対して 誠意を欠いている。正直じゃない。こんな政治を変えなければいけない。 <独断専行の多国籍軍参加> イラクの問題も同じであります。今、自衛隊が多国籍軍に参加する。憲法の根 幹にかかわる問題です。国会でしっかり議論しなければなりません。しかし、 突然アメリカで自衛隊の参加を表明し、ちゃんと国会で議論すべきだ、国民に 対して説明すべきだということを申し上げましたが、小泉さんはその要求を完 全に拒否しました。そして国会の審議はないままに自衛隊の多国籍軍への参加 が閣議決定されました。そういうやり方で大事なことがどんどん決まっていく。 そういったことを皆さん、本当にこのまま認めていのでしょうか。 そして今サマワにあります自衛隊について、「アメリカと約束したから、今さら 引き返せない」、そういった現状追認型ではなくて、ここはしっかりとアメリカ と話をして、自衛隊は撤退させる。その決断をするのが、皆さん、政治じゃあ りませんか。 <看板だけの「民営化」「改革」> この国には力は十分にあると私は思います。日本人には力があります。敗戦の 何もないところから、高度成長期、みんなが力を合わせてこの国を立て直して きた。しかし、その日本がここ十数年来、元気がない。閉塞感に覆われて、若 い人も夢が持てない日本になってしまいました。私は日本に力があると思いま す。日本人にも力があります。それがなぜ、一人ひとりが一生懸命努力しても、 がんばっても、この国はよくならないのか。それは、今の中央集権の仕組み、 中央集権のもとでの政官業癒着の構造、ここを壊さなければ、この国は絶対よ くならないと思う。それを壊すのが構造改革じゃありませんか。 小泉さんは「今、改革は進んでいる」と言う。小泉さんの“改革”は郵政の民 営化、道路公団の民営化、この2つが小泉さんの二枚看板。だけど、皆さん、 道路公団の民営化、むだな道路をつくらないための民営化が、結局計画された 道路はほとんど全部つくる、そこに落ち着いてしまった。何のために民営化し ているのでしょうか。郵政の民営化も、小泉さんが旗を振るけれども、自民党 のマニフェストには何も書いていないじゃありませんか。それで本当に来年、 民営化法案など出せるのでしょうか。そもそも民営化のあるべき姿はきちんと 描けているのでしょうか。 そういういいかげんな民営化、いいかげんな改革ではなくて、本当の意味の改 革、中央集権を壊して、民間にできることは民間に、地方でできることは地方 に。大きく中央の権限を移していくというその改革が、今必要であります。地 方に元気がない、農林水産業に元気がない。地域の中小企業に元気がない。そ して学校に元気がない。こういったことは地域に、地方に任せなければだめな んです。国が全部やろうとするから、地域の実情に合わない。押しつけのやり 方になってしまいます。 <一人ひとりの一票で政治を変えよう> どうか、皆さん、これからこの参議院選挙、皆さんから周りの方に訴えていた だきたい。年金制度の改悪を阻止して、本当の意味の抜本改革をやること。こ れが第1。第2に、現状追認型のイラクへの自衛隊派遣をやめさせること。第 3に、本当の意味で国民の立場に立った改革をやり遂げていくこと。この3つ をしっかりやっていくために、この参議院選挙、ぜひ皆さん、力をかしていた だきたい。 国民一人ひとりが、皆さん一人ひとりが本気になって変えようと思わない限り、 政治は絶対に変わりません。皆さん、一人ひとりが投票に行かない限り、政治 を動かすことはできません。今度のこの選挙は、その皆さんの力をしっかり示 す大事な大事な選挙である。そのことをぜひ皆さん、周りの方にしっかりと語 りかけていただきたい。 そして、最後に、この選挙、我々民主党を勝たせてください。自民党以上の議 席を与えてください。そうすれば今の小泉さんのでたらめなやり方に対して、 大きな反省を迫ることができます。ストップ・ザ・小泉!ストップ・ザ・自公 政権!その目標に向かってぜひ力をかしてください。民主党、しっかりがんば っていきます。どうかよろしくお願いいたします。 ■トピックス いよいよ第20回参議院選挙がスタートしました。民主党は、小泉自民党政治 に終止符を打つたたかいとして、全力で取り組みます。 <テキスト> ●参院選 藤井幹事長、九州各地で小泉政治の転換訴える(6/24) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040624_03fujii.html 「ストップ・ザ・小泉」高く掲げ 参院選スタート(6/24) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040624_01start.html 民主党と連合が政策協定に調印(6/23) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040623_01rengo.html 人に資源を投入して日本を立て直す 参院選マニフェスト発表(6/18) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040618_01manifesto.html ●幹部会見 「参院選で首相の政策、政治姿勢を徹底的に問う」藤井幹事長(6/18) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040618_03fujii.html 「私の思いを込めた」マニフェスト発表で岡田代表(6/18) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040618_02okada.html ●その他 党憲法調査会、「中間報告」まとめる(6/22) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040622_01kenpou.html 岡田代表、5党党首討論会で党の立場を明快に提起(6/21) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040621_01touronkai.html <ビデオ> 岡田代表第一声(6/24) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040624okada_shinjuku_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2004/20040624okada_shinjuku_v56.asx ■選挙データ 第20回参議院選挙における予定候補者一覧 http://www.dpj.or.jp/04saninsen/list.html ■談話・見解 国民とともに、新しい政治、新たな日本を創る(党声明) http://www.dpj.or.jp/news/200406/20040623_02seimei.html ■お知らせ! <警察不祥事情報をお寄せください> 悪化する治安への対策が求められる今、警察の不正経理疑惑等、不祥事が続発 しています。全国の多くの警察官がまじめに働いているにも関わらず、一部の 心無い関係者により不祥事の多くが引き起こされています。国民に信頼される 警察を作るために、警察不祥事に関する情報を広く募集することとしました。 現場で働く警察官の皆さんをはじめ、心ある皆さんのご協力をお待ちしていま す。 警察不祥事情報募集ホームページ http://www.dpj.or.jp/keisatu/ ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党国民運動委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を prc@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党 ■民主党は、お年寄りや身体に障害のある皆様がアクセスしやすい情報発信を めざします。