民主党メールマガジン DP-MAIL 第277号 2006年10月26日 編集・発行/民主党広報委員会 民主党ウェブサイト:民主党の最新情報はこちらから http://www.dpj.or.jp 第21回参議院議員選挙 民主党公認候補者一覧 http://www.dpj.or.jp/sangiin_member_list.html 次期総選挙 民主党公認候補内定者一覧 http://www.dpj.or.jp/member/dpjmember.cgi?indication=s&sc=m2 DP-MAILのバックナンバーはこちらから http://www.dpj.or.jp/apply/dpmail/ ■目次 【ハイライト】新時代を担う人材を育む民主党提出「日本国教育基本法案」 【トピックス】基本政策や政権構想の素案づくりに向け 政権政策委員会で丁寧な議論重ねる 【談話・声明】厚生労働省「障害者自立支援法の実施状況について」に対する コメント、他 ■ハイライト 新時代を担う人材を育む 民主党提出「日本国教育基本法案」 先の国会で継続審議となっていた民主党提出の「日本国教育基本法案」が、 政府提出の教育基本法改正案とともに、25日午前の衆議院教育基本法特別委 員会で提案理由説明が行われ、約4カ月ぶりに審議が再開されました。 週明けの30日には安倍首相と関係閣僚の出席を求めて審議が行われる予定 で、民主党からは同法案の議論・取りまとめを行った党教育基本問題調査会会 長の鳩山由紀夫幹事長をはじめ、野田佳彦議員、笠浩史議員、牧義夫議員が質 問に立ちます。 政府・与党は今国会成立を期して、11月上旬にも衆議院を通過させたい考 えですが、民主党は安倍首相のもとで発足した教育再生会議の位置づけの確認 や、いじめの問題も多発している現状を踏まえ、「拙速に議論を進めるべきで ない」と主張し、慎重かつ十分な審議を尽くすよう、政府・与党に強く求めて いきます。 民主党は、物質文明偏重が破綻をきたし、子どもをめぐる悲惨な事件が多発 する異常事態を建て直すには、教育の見直しが大事だとの観点から民主党案を 取りまとめましした。法案に込めた理念、目指す教育は何か。取りまとめ作業 を担った、教育基本法に関する検討会座長の西岡武夫参議院議員が先の国会に 法案提出後に党機関紙「プレス民主」に語った内容をご紹介します。 ●物質文明偏重から新文明の創造へ 法案の基本理念 物質文明偏重が、破綻をきたしています。子どもをめぐる悲惨な事件が多発 する異常事態を建て直すには、教育の見直しが大事です。 民主党案では教育の原点は家庭であるとし、物質文明偏重に代わる新しい文 明の創造という目標を明示。それを担う次世代の育成を教育の理念としました。 議論の的となった愛国心の問題は、「日本を愛する心を涵養し」と前文に明 示しました。人と人、国と国、宗教と宗教、人類と自然の良好な関係構築へ向 けた共生の理念も盛り込みました。また、「美しいものを美しいと感じる心を 育み」という視点も取り入れました。 ●政府案との違い 違いはまず、「学ぶ権利の保障」を第2条に盛り込んだこと。同時に現行法 で明らかになっていない、普通教育の最終的な責任は、「国が負う」と明記し ました。 一方、現場の責任は、保護者、地域住民、学校関係者からなる学校理事会が 自主・自律的に行うとしました。 宗教的感性の涵養・宗教の意義の理解を深めるとともに、生きる意義と死の 意味を考察すること等を教育上重視するとしています。 もう一つの特徴はネット社会がもたらす影響の光と影を考慮した教育に焦点 を当てたこと。また、「対GDP比何%確保」という形で教育予算の確保目標 を明示しました。 いずれにしても、民主党案は現行教育基本法の改訂ではなく、新法です。新 しい視点で教育を考えた点は、政府との大きな違いです。 ●民主党案のポイント 1.何人にも学ぶ権利を保障します。「何人」は外国人の子どもも含みます。 2.国は普通教育の最終的な責任を有し、国の教育予算を充実させます。 3.幼児期教育、高等教育の無償教育を漸進的に導入します。 4.生命及び宗教に関する教育を推進します。 5.職業教育の重要性を取り上げました。 この他、建学の自由、私立学校の振興、情報文化教育職業教育などについて も規定しています。 <関連記事> 日本国教育基本法案(民主党提出)について(5/23) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=457 ■トピックス 基本政策や政権構想の素案づくりに向け 政権政策委員会で丁寧な議論重ねる 「政権政策委員会」の第3回目となる会合が、24日午後党本部で開かれ、 基本政策のうち、「教育」の分野の委員会として案文が決定しました。 赤松広隆衆議院議員を委員長とする「政権政策委員会」は、党の基本政策や 政権構想の素案をつくるために発足したもので、小沢一郎代表が代表選挙のと きに示した「私の基本理念・基本政策」をもとに、来夏の参院選のマニフェス トの土台等にするため、11月半ばをめどに素案をまとめ、それをもとに最終 的には今国会中、12月半ばには両院議員総会を開き、党の基本政策や政権構 想を正式決定する予定です。 検討の対象は教育、外交安全保障、農業・環境、経済・中小企業、分権・自 治、雇用・社会保障、政治・行政改革の7分野。週に1、2回、可能な限り小 沢代表も出席してテーマごとに丁寧な議論を進めております。 <関連記事> 小沢代表、「私の基本理念・基本政策」を発表(9/11) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=8965 「教育」の案文決まる 「外交・安保」を議論 政権政策委員会(10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9132 <テキスト> ●国会の動き・質疑 4点の共闘強化で合意 野党4党幹事長・書記局長会談(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9146 衆院本会議 日本・フィリピン経済連携協定への見解質す 笠議員(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9145 衆院憲法特 国民投票法案審議入り 古川議員質疑行う(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9143 衆院教育特 高井議員、民主党「日本国教育基本法案」趣旨説明 (10/25) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9138 野党国対委員長会談で今後の方針で協議(10/25) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9134 衆院本会議 消費生活用製品安全法改正案について質問 北神議員(10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9129 参院本会議 犬塚議員、必要性あいまいなテロ特延長に反対表明(10/23) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9123 ●党の動き 拉致対策本部、総務省にヒアリング。今後の取り組みを協議(10/25) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9137 次の内閣 北朝鮮制裁措置に関する承認案件や信託法案を議論(10/25) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9136 国対役員・筆頭理事合同会議が開かれ、国会対応を確認(10/25 ) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9133 常任幹事会で知事選、市長選での推薦などを決定 (10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9130 ●幹部会見・活動・発言 菅代行 下村官房副長官発言や和歌山談合事件の問題点指摘 会見で(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9147 渡部最高顧問、県民による福島県政の建て直しを訴える(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9142 防衛施設庁の官製談合問題、更なる議論が必要 国対委員長(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9141 補選結果をいい教訓に次へ向けて頑張っていく 会見で小沢代表(10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9131 反転攻勢で徹底した国会審議を求める方針を確認 国対役員会(10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9126 ●補欠選挙 衆議院神奈川16区および大阪9区の補欠選挙が22日に投開票されました が、民主党の両公認候補は善戦及ばす惜敗いたしました。ご支持、ご支援いた だいた有権者のみなさま、民主党を応援していただいた全国のみなさまに御礼 申し上げるとともに、力不足をお詫び申し上げます。みなさまのご支持を無駄 にせず、引き続き国民のみなさまのための政治をめざして参ります。本当にあ りがとうございました。 <関連記事> 大阪9区衆院補選候補・大谷信盛さん 代議士会で謝意を述べる(10/26) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9148 神奈川16区補選候補・後藤祐一さん 代議士会で活動継続の決意表明(10/24) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9128 統一国政補選結果について(談話)(10/22) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9119 次回への足場を築く 鳩山幹事長が衆議院補選結果の会見で(10/22) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9120 敗戦を糧に大成を 神奈川16区補選結果を受けて菅代表代行(10/22) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9122 大谷信盛候補、大阪第9区で大接線を展開するも一歩及ばず(10/22) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9121 菅代行、神奈川各地で街宣。国民のための政治実現へ党への支持要請(10/21) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9118 生活から遠い官僚任せの政治にNOを!鳩山幹事長、大阪府茨木市で訴え(10/21) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9117 政治とは、生活。政権交代で現状を変える。小沢代表、相模原で訴える(10/21) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9116 小沢、菅、鳩山、茨木市で市民に語りかける(10/20) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9115 代表、代行、幹事長、本厚木駅前で揃って民主党への支持を訴える(10/20) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9112 <ビデオ> 小沢一郎代表 記者会見(10/24) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2006/20061024ozawa_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2006/20061024ozawa_v56.asx 菅直人代表代行 記者会見(10/26) 300k http://asx.pod.tv/dpj/free/2006/20061026kan_v300.asx 56k http://asx.pod.tv/dpj/free/2006/20061026kan_v56.asx ■談話・声明 厚生労働省「障害者自立支援法の実施状況について」に対するコメント(10/25) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9135 佐藤栄佐久・前福島県知事の逮捕にあたって(コメント)(10/23) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9125 統一国政補選結果について(談話)(10/22) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9119 トンネルじん肺訴訟の控訴取下げ、じん肺対策の整備を求める(談話)(10/20) http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=9111 ■このメールマガジンについて ・民主党メールマガジン「DP-MAIL」 ・編集・発行 民主党広報委員会 〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-1 ・「DP-MAIL」は、視覚障害を持つ方などが音声読み上げソフトを使って 読む場合を考え、飾り文字や罫線などを極力使わないようにしています。 ・ご意見・ご感想を info@dpj.or.jp までお寄せください。 ・このメールマガジンの配信登録解除、送付先変更については、以下のペ ージで手続きしてください。 http://www.dpj.or.jp/apply/off_mail.html ・掲載内容を故意に歪める形での再配布はご遠慮ください。 Copyright(C)2003 民主党