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民主党メールマガジン
DP-MAIL 第339号 2008年2月7日
編集・発行/民主党広報委員会

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■目次
【ハイライト】道路特定財源の使い道は道路に限定せず一般財源化して地方の自主財源に
       民主党 道路特定財源制度改革
【トピックス】中国製冷餃子中毒事件の問題解決へ。 
      「国民の生活が第一」の視点で引き続き力を尽くしていきます
【国会だより】藤井裕久税制調査会会長インタビュー
       税を納税者のものに 道路特定財源を地方の自主財源へ
【談話・声明】中国製餃子中毒事件への緊急声明 (02/01)
 

■ハイライト
道路特定財源の使い道は道路に限定せず一般財源化して地方の自主財源に
民主党 道路特定財源制度改革

 国会内で7日午前、民主党予算調査会・税制調査会・特定財源制度改革PT・
財務金融部門の合同会議が開かれ、揮発油(ガソリン)税の暫定税率の廃止を
盛り込んだ「道路特定財源制度改革法案」(仮)の原案がまとまりました。

 同原案では、ガソリン税の暫定税率廃止のほか、(1)道路特定財源の使い
道を道路に限定せずに一般財源化する(2)揮発油税の税収の一部を地方に配
分する「地方道路整備臨時交付金」の配分割合を、4分の1から2分の1に倍
増する(3)国直轄の公共事業の一部を地方が負担している制度(国直轄事業
負担金)を廃止する――ことなどが盛り込まれています。

 13日に開かれる『次の内閣』閣議で、法案を決定する予定です。

 こうした動きに先立ち、2日午後に党本部で行われた党の全国政策担当者会
議では、各都道府県の政策担当者に対して、直嶋正行政策調査会長、藤井裕久
税制調査会長らから道路特定財源の一般財源化、暫定税率廃止をうたった道路
特定財源制度改革のビジョンなどについての説明がなされました。

 民主党は一貫して道路特定財源の一般財源化を目指しています。藤井税制調
査会会長は「プレス民主」(2008年2月1日号掲載)のインタビューに答
えて下記のようにコメントしています。

 「道路にしか使えないというのは、まさにお上の発想です。これを地方が本
当に必要なもの、災害対策の治山治水、福祉や教育、農業振興などに使えるよ
うにする、一般財源化し地方の自主財源にしようというのが、党の考えです。
道路が必要なら造ればいいのです。その地域の人の一番のニーズにあったもの
にすることです」(全文は下記「国会だより」参照)。

 菅直人代表代行が7日の定例会見で、道路特定財源の議論をますます深めて
いく意向を表明。同日夜には、民主党は「暫定税率下げるべきか維持するべき
か」として、道路特定財源・暫定税率問題対策本部(本部長:菅代表代行)主
催の国民シンポジウムを開きました。政府与党によって、暫定税率廃止イコー
ル地方の道路建設ストップと宣伝され、誤解が広まっていますが、真実はそう
ではありません。「道路特定財源の使い道を道路に限定せずに一般財源化する」
と訴える民主党の真意を、議論を見守るなかからぜひご理解ください。

 道路特定財源をめぐる民主党の改革に関しては、党ウェブサイト「民主党道
路特定財源制度改革」http://www.dpj.or.jp/special/douro_tokutei/index.html
で紹介しています。また、これまでの道路特定財源の不透明な使われ方などに
関する資料などが、村井宗明衆議院議員のホームページhttp://www.murai.tv/
に「ガソリン値下げ隊データベース」http://www.murai.tv/nesage/として掲載
されていますので、こちらもご参照ください。

<関連記事>

 「暫定税率下げるべきか維持するべきか」国民シンポジウム開く(02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12650

 国民と自治体にとって望ましい道路特定財源のあり方の議論を深めたい 会見で菅代行 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12645

 道路特定財源の一般財源化、地方分権推進を確認 全国政策担当者会議開く (02/02)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12624


■トピックス
中国製冷餃子中毒事件の問題解決へ。 
「国民の生活が第一」の視点で引き続き力を尽くしていきます

 中国製冷凍餃子による中毒事件の発生を受けて、民主党はいち早く中国製餃
子中毒事件対策本部(本部長:鳩山由紀夫幹事長)を設置。対応の遅れが目立
つ政府に対して、同本部は1日、「中国製餃子中毒事件に対する政府の適切な
対応を求める申入れ」を行い、同本部代理の直嶋正行政調会長、同副本部長で
『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣の山田正彦衆議院議員、同事務局長でネク
スト文部科学大臣の小宮山洋子衆議院議員が官邸を訪れ、福田首相あての申入
れ文書を町村官房長官に手渡しました。

 また、5日午後には、関係省庁に対してアリングを実施。同時に、日本生活
協同組合連合会にもこの間の経過と対応をヒアリングし、関係省庁との連携や
検査の実施状況、品質管理体制などを確認しました。

 原因究明に向けて現地調査を行う方向で検討するとともに、民主党がモット
ーとする「国民の生活が第一」の視点で、これからも問題解決に向けて力を尽
くして参ります。

<関連記事>
 中国製餃子中毒事件対策本部、関係省庁・日生協よりヒアリング実施 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12632

 中国製餃子中毒事件に対する政府の適切な対応を求め、官邸へ申入れ (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12623

 中国製餃子中毒事件への緊急声明 (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12616

<関連サイト>
 衆議院議員 民主党幹事長 鳩山由紀夫メールマガジン      
 2008年第5号(通算第333号)2008/2/7   
  http://archive.mag2.com/0000074979/index.html


■国会だより
藤井裕久税制調査会会長インタビュー

○税を納税者のものに
○道路特定財源を地方の自主財源へ
――今回まとめられた税制改革の理念を。
 今まで、どちらかと言えば、日本では税金を徴収する方、お上の発想で、税が考えられていました。
これを共同体を構成する一人ひとりの立場、納税者の立場から捉えよう、考えようというのが基本的な
理念です。ですから根本から発想を変えることになります。代表なくして課税なし、とのアメリカ独立
の際の言葉がありますが、アメリカでは個人がいて、共同体ができ、共同体が集まり州に、州が集まり
国になりました。この共同体の共通の仕事を賄う経費、会費のようなものが税です。ですから、税を納
める方、個人が納得できるもの、公平で透明なものでなくてはなりません。

 日本では、江戸時代は分権だったといわれますが、個々の藩の中では、大名による中央集権制でした
し、明治維新後も、列強に伍すために中央集権制度でした。もちろん、終戦後ゼロの状況から、立ち直
るために中央集権、国の主導で傾斜生産、道路整備政策が進められました。これを地方分権の時代に即
したものにしなければなりません。

 また、世界の流れに即したもの、例えば格差是正に資するもの、環境や健康に負荷を与えるものに課
税するといった考えも取り入れています。

――20年度の改正での道路特定財源の一般財源化、揮発油税などの暫定税率の廃止について。
 道路にしか使えないというのは、まさにお上の発想です。これを地方が本当に必要なもの災害対策の
治山治水、福祉や教育、農業振興などに使えるようにする、一般財源化し地方の自主財源にしようとい
うのが、党の考えです。道路が必要なら造ればいいのです。その地域の人の一番のニーズにあったもの
にすることです。

 そうすることで、本当の意味での地域の活性化につながります。

――道路が造れなくなるとの批判がありますが。
 暫定税率廃止で、国1・7兆円、地方分で1兆円税減収となります。しかし、国の分ではすでに
6000億円が道路以外に使われていますし、地方では直轄事業の地方負担分1兆円をなくすこと
でカバーできます。

 また、国の分は、政府与党は、道路整備に10年で59兆円も計上していますが、道路基準の見直し、
随意契約の廃止、計画自体の縮小などで十分対処できます。

 要は、不要・不急な道路を造るのではなく、必要な生活道路を整備・補修することです。

――ガソリンが安くなると、消費量が増え環境に悪影響を及ぼすとの批判もあります。
 ためにする議論です。暫定税率を導入したときは、第一次オイルショック(1974年)で物価
が高騰し、石油の消費量を税金をかけることで減らそうとしました。しかし、消費量は減りません
でした。生活必需品には価格による消費量の調整はきかないのです。今回も同じで、むしろ税金の
分価格が下がることで、家計負担、流通経費を下げることになり、いい影響がでると考えます。

(「プレス民主」2008年2月1日号より転載 購読ご希望の方は
http://www.dpj.or.jp/sub_link/info_book/index.htmlからお手続きください)


<テキスト>

●国会の動き

 衆院予算委 岡田副代表、道路特定財源、地球温暖化対策を質問 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12649

  参院本会議 「生活者の観点が感じられない補正予算案に断固反対」米長議員 (02/06)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12637

  参院予算委 補正予算案を否決 友近議員が反対討論で福田内閣にレッドカード(02/06)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12635

  参院予算委 蓮舫議員、補正予算案で年金関連経費の無駄追及 (02/04)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12626

  参院予算委 医療費増加で医療体制再構築を 櫻井議員 (02/04)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12625  
  
●幹部会見・活動・発言

  鳩山幹事長、インド国会議員団と会談 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12647

  国民と自治体にとって望ましい道路特定財源のあり方の議論を深めたい 会見で菅代行 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12645

  新しい参院を作り、第一党としての自負を持って国会を運営していく 輿石参議院会長 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12644

  補正予算案の審議、様々な成果あがった 会見で簗瀬参院国対委員長 (02/06)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12638

  本予算審議前に野党4党国対委員長会談開き、野党間の意思確認 (02/06)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12636

  大阪1区、6区から熊田篤嗣、村上史好両氏を擁立 小沢代表が会見で発表 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12633

  誠心誠意あっせん合意を守るべき 平田参議院幹事長が会見で (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12631

  「腐敗した長期権力を変えることが本当の改革」大阪第2区の集いで小沢代表 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12628

  中国餃子中毒事件 輸入禁止など迅速な対応が必要 鳩山幹事長が記者会見で (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12622

  鳩山幹事長、世界宗教者平和会議メンバーと面談 (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12621

  「食の安全」の視点から議員立法等で「中国産餃子問題」に取り組む 簗瀬参院国対委員長 (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12617


●党の動き

 「暫定税率下げるべきか維持するべきか」国民シンポジウム開く(02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12650

  福田議員、全国青年市長会研修会で党の地方分権政策と税制改革を講演 (02/07)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12643

  次の内閣 酪農・畜産経営救済へ「飼料価格の高騰に対する緊急対策」まとめる (02/06)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12642

  中国製餃子中毒事件対策本部、関係省庁・日生協よりヒアリング実施 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12632

  道路財源改革などで年度末決戦へ 常幹で取り組み強化を確認 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12630

  常任幹事会で次期衆議院選挙公認内定追加決定 (02/05)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12629

  中国製餃子中毒事件に対する政府の適切な対応を求め、官邸へ申入れ (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12623

  道路特定財源の一般財源化、地方分権推進を確認 全国政策担当者会議開く (02/02)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12624


<ビデオ>

  菅直人代表代行記者会見 (02/07)
  300k
  http://asx.pod.tv/dpj/free/2008/20080207kan_v300.asx
 56k
 http://asx.pod.tv/dpj/free/2008/20080207kan_v56.asx
 
  鳩山由紀夫幹事長会見 (02/08)
  300k
 http://asx.pod.tv/dpj/free/2008/20080208hatoyama_v300.asx
 56k
 http://asx.pod.tv/dpj/free/2008/20080208hatoyama_v56.asx


■談話・声明
  
  中国製餃子中毒事件への緊急声明 (02/01)
  http://www.dpj.or.jp/news/dpjnews.cgi?indication=dp&num=12616


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