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2007年1月25日
交流協議機構長 菅 直人(代表代行)
同機構事務総長 山岡賢次(財務委員長)

日中(民主党・中国共産党)「交流協議機構」
(2007年1月16・17日)報告

【経緯】

 2006年7月、小沢代表が就任後、最初の外国訪問として中国に代表団を率いた際、胡錦涛共産党総書記・国家主席との会談で、両党間で「交流協議機構」を設置し、政党間で定期的かつ継続的に交流・協議を行うことが合意された。これを受けて準備を重ね、中国共産党より王家瑞中央対外連絡部長を団長とする代表団を招き、1月16日及び17日の両日、「交流協議機構」として最初となる協議を実施し、同機構の設立趣旨の具体化を目指した。

 また、16日開催されている定期党大会に来賓として招待し、両党間が未来志向の確かな関係を構築していることを国内外にアピールすることとした。

 さらに、この機会を活用し、王家瑞部長一行に日本の名所を視察していただき、日本人及び日本の文化などに対する理解を一層深めていただきたいとの期待のもと、京都・沖縄訪問を実施した。

【「交流協議機構」民主党役員】

名誉会長 小沢 一郎 代表
会長(機構長) 菅 直人 代表代行
会長代理(副機構長) 輿石 東 参議院議員会長
副会長 鳩山 由紀夫 幹事長
  岡田 克也 副代表
  前原 誠司 常任幹事
事務総長(秘書長) 山岡 賢次 財務委員長
事務総長代理 野田 佳彦 国民運動委員長
事務局長 細野 豪志 衆議院議員

【実施期間(代表団訪日期間)】

2007年1月15日(月)〜1月20日(土)

【団名簿】

  名 前 肩書き
1 オウ カズイ
王 家瑞(WANG JIARUI)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   部長
2 チョウ ギョウラン
張 暁蘭(ZHANG XIAOLAN)
中国共産主義青年団中央委員会(共青団)
   書記処書記
3 ゲイ ケンミン
倪 健民(NI JIANMIN)
中国共産党中央政策研究室
   秘書長兼弁公室主任
4 リ グン
李 軍(LI JUN)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   二局局長
5 シ メイトク
史 明徳(SHI MINGDE)
中国共産党中央外事弁公室
   政策研究局局長
6 オウ ケン
王 憲(WANG XIAN)
中国共産党中央台湾事務弁公室
   副局長
7 カ セイ
華 清(HUA QING)
中国共産党中央対外宣伝弁公室
   一局副局長
8 ホウ ユウ
彭 勇(PENG YONG)
全国労働組合国際連絡部
   副部長
9 チョウ セツウ
趙 世通(ZHAO SHITONG)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   二局日本処処長
10 チョウ ヒ
趙 飛(ZHAO FEI)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   弁公庁処長
11 シン ケンコク
沈 建国(SHEN JIANGUO)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   二局日本処三等書記官
12 リン メイセイ
林 明星(LIN MINGXING)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   二局日本処アタッシェ
13 ゴ ユ
呉 瑜(WU YU)
中国共産党中央対外連絡部(中連部)
   儀典局スタッフ

【日程】

1月15日(月)
  時 間 行 動 備 考
成田→東京 13:50 成田到着 細野事務局長:出迎え
19:00 駐日中国大使主催夕食会  
1月16日(火)
  時 間 行 動 備 考
東京日程 9:45 民主党大会本会議
(於:日本青年館「大ホール」)
王家瑞部長:来賓挨拶
逐次通訳
14:00
   〜16:00
第1回(日中)「交流協議機構」全体会議
(於:民主党本部5F「大ホール」)
歓迎挨拶:小沢代表
日中関係全般について
基調演説:王家瑞部長、菅代表代行
質疑
同時通訳
19:00〜 夕食懇談会(菅代表代行主催) 民主党出席者:菅機構長、輿石会長代理、山岡事務総長
1月17日(水)
  時 間 行 動 備 考
東京日程 10:00
   〜12:30
日中「交流協議機構」専門会議
I 経済問題:(冒頭発言)鳩山幹事長、倪健民主任
II 北東アジア問題:(冒頭発言)前原常任幹事、史明徳局長
III 両党の文化交流等について:
(冒頭発言)輿石参議院議員会長、張暁蘭書記
民主党出席者:小沢名誉会長、菅機構長、鳩山副会長、輿石会長代理、前原副会長、山岡事務総長、野田事務総長代理、細野事務局長
同時通訳
12:30
   〜13:45
昼食懇談会(鳩山幹事長主催) 民主党出席者:鳩山副会長、山岡事務総長、野田事務総長代理、細野事務局長
東京→京都 14:30 東京駅着  
14:50 東京駅出発 新幹線  
17:11 京都駅到着  
京都日程 19:00〜 歓迎夕食懇談会(小沢代表主催) 民主党出席者:小沢名誉会長、岡田副会長、前原副会長、山岡事務総長
*公式日程終了
1月18日(木)
  時 間 行 動 備 考
午前中:
  京都日程
7:30 朝食懇談会  
午前中 京都市内視察:清水寺、金閣寺、嵐山(周恩来元首相の碑) 京都視察:前原副会長の案内
嵐山→
  関西空港
15:30 関西空港出発   
17:40 那覇空港到着  
京都→沖縄 18:30 夕食懇談会 民主党出席者:山岡事務総長、喜納県連代表
1月19日(金)
  時 間 行 動 備 考
沖縄日程 午前 沖縄視察:美ら海水族館  
午後 沖縄視察:識名園、首里城、修州園(久米村)、国際通り
19:00〜 夕食懇談会 民主党出席者:喜納県連代表
1月20日(土)
  時 間 行 動 備 考
沖縄→北京
(福岡経由)
7:30 ホテル出発、那覇空港へ  
7:50 那覇空港到着  
8:50 那覇空港出発  
那覇→福岡 10:25 福岡空港到着  
福岡→北京 12:50 福岡空港出発  

【「交流協議機構」会議概要】

1.全体会議概要(16日14:00〜16:00、民主党本部5F「大ホール」)


小沢代表と王部長

  • 同機構名誉会長の小沢一郎代表、会長の菅直人代表代行、会長代理の輿石東参議院議員会長、副会長の鳩山由紀夫幹事長はじめ、多くの国会議員が参加。「定期的な交流協議」の手始めとして、活発な意見交換が行われた。

  • 歓迎の挨拶に立った小沢代表は、同機構は昨年7月に自らを団長として行った「民主党代表中国訪問団」で胡錦涛国家主席と会談した折、民主党と中国共産党との間で政治家同士が定期的、継続的に忌憚のない協議・交流を行う場を設けることが必要だとの共通認識を得たのを受け、設置されたものであるとした。また、日中は隣人として基本的に友好の歴史を積み重ねてきたと指摘。「現在の国際社会において日中両国の関係は単なる二国間関係に留まるものではなく、アジア、世界の平和のために大きな意味合いをもつ重要な関係である」と語った。さらに、「両国と両国民の安定と繁栄はもとより、アジアや世界が平和と安定のなかで繁栄し、人類が共に生きていく、つまり共生のために、日中両国が政治的にも経済的にも文化や文明、地球関係という面においても21世紀における人類史的な協力ができるものと確信している」と述べた。


    小沢代表

    王部長

    菅代表代行

    小沢代表は「しかし、われわれ両者は人類史的な思いと時代に生きる私たちの使命を共有し、互いに努力し、協力することによって乗り越えることができると考える。そのためにもしっかりと理解し合い、いつの時代にあっても揺らぐことにない友好と信頼を深めていかなければならない」とも表明。この交流協議機構が両党、両国の信頼と友好の元となる交流協議の場となり、胸襟を開いて意見交換を積み重ね、相互の理解を深め、発展することを祈念するとした。さらには本年が日中国交正常化35周年にあたるのを受け、その大きな節目を記念する交流行事の開催を提案したいとして、具体的な検討を要請した。

  • 王部長、菅代表代行がそれぞれ基調講演し、王部長はアジア、世界の共通利益の拡大のためにも日中の協力体制の強化が必要との認識を示すとともに、(1)両党・両国のハイレベル交流によってコンセンサスを得て「調和世界」の構築を推進すること、(2)政策対話・相互理解へ向けた協議、(3)文化的交流・若い世代のリーダー交流などの重要性を指摘。(王部長、基調演説テキスト参照pdf

    菅代表代行も自らの経験を踏まえて、若者の交流と人材育成の重要性を問題提起するとともに、「何のために協議していくかというと限られた地球社会のなかで隣国としていかに生きていくか、共生社会をいかにして構築していくかにある。私たちが成し遂げなければならないのは、大きな目標を見失わず、仲間としての観点から協力関係を深めていくことにある」と語った。ビジョンを共有できるところまで徹底的な対話を深めていくことが大事だとした。(菅代表代行、基調演説テキスト参照pdf

  • 質疑では活発な議論が繰り広げられた。

    (民主党参議院議員)
    若い政治家の交流が大切。自分も政治家になった当時、自民党で日中の若い政治家同士の「中国研究会」をつくり十数年交流した。新進党発足で解散したが、30代前後の若い世代の発想が日中間の諸問題の解決につながる。是非、若手政治家の交流を進めてほしい。

    (民主党参議院議員)
    経済問題は、生活問題。高齢化社会に関心がある。中国は一人っ子政策による高齢化問題が深刻かと思う。その分野で交流があれば協力したい。

    (民主党衆議院議員)
    青少年交流が重要との認識。EUにおける通貨統合、経済統合、そして政治統合への流れはドイツ・フランスの青少年交流が基礎。胡耀邦総書記時代に、日本青年3000名を招待して各省で交流した。大変な盛大で日中の将来に不安がなく、毎年やれば大きな友好への力となる。この30年、日中友好の象徴となるような大きなプロジェクトはあまりない。例えば「東アジア環境同盟」など、人類の模範となるような日中が共同していっしょにやるプロジェクト、新幹線や黄砂、森林など象徴的なプロジェクトがほしい。

    (中国共産党代表団側:上記3者からの質問に対して)
    青少年交流の重要性は同じ認識。3000名招聘プロジェクトに自分も参加した。日中の友好を促進する上で重要な役割を果たした。さまざまな形で中日間の青年交流が推進できる。明日、正式に見解を発表したい。民主党からも支持をいただきたい。

    (民主党参議院議員)
    来年は北京オリンピック、2年後の上海万博、さらにその2年後のアジア大会は中国の躍進の象徴。沖縄から来ており、米中をどう近づけるか、そういうチャンスにあり、前進していければよいと思う。特に、戦後の安全保障の概念を転換する時期に来ている。私ごとだか中国でも私の歌が「花心(ホアシン)」として大ヒットしていると聞いている。戦争のトラウマは深く刻まれており、政治と文化を融合させていけるような文化的な運動をもとにして新しい安全保障の考え方を示していければいいと考える。

    (民主党衆議院議員)
    菅会長の基調演説にもあったが、アジア地域の安全保障体制を日中が協力して構築していくのが理想的な方向。とりわけ、民主党が2000年に提言した「東北アジア非核地帯構想」は最も重要であると考える。核軍縮を促進する活動について中国の理解を得たい。

    (民主党衆議院議員)
    栃木県は中国・浙江省とアメリカ・インディアナ州と姉妹提携するなど、地方レベルではすでに日中米で三角の関係ができている。自分としても、国際二宮尊徳思想学会という活動をしていたが、哲学思想レベルの交流も必要。

    (中国共産党代表団側:上記3者からの質問に対して)
    EUで20年以上働き、30年以上携わってきた。EU統合についてはよく理解している。我々は、地球上で暮らす家族であり、文化、安全、経済問題は切り離せない。WIN-WINの関係が重要であり、EUにも様々な問題もあったが相互の利益があったので統合へと発展できた。

    東アジア共同体について、いまや地域化と同時に、グローバリゼーションは免れない。近年東アジアの発展は早い。日中の協力なしでは本当の発展はない。戦後60年で日中関係は波風を改善してきた。和解が大切であり、ドイツ、フランスは和解して協力を推進できた。東アジアの前途は明るいと思う。観念の面からの改善が必要。東アジアの協力メカニズムを作りつつある時期にあるが、前提として信頼が不可欠であり、それを醸成しなければならない。

    中国の北朝鮮と台湾に対する見解は明瞭。北朝鮮については(1)非核化、(2)半島の平和と安全、(3)平和的解決。北東アジアの最も差し迫った問題。日本にも同じ認識で共通の利益のためご尽力願いたい。

    台湾についてはアジア全体の平和安全に係る重要な問題。日本の台湾独立反対の姿勢は賞賛している。台湾内政はセンシティブな状況にある。台湾の指導者は内政問題に対処するため独立を唱えている。アジア全体に影響させず、日中関係の発展のために、共通認識と信頼が必要。

    (民主党参議院議員)
    自分は母が日本人、父が韓国人、35代前は中国。日中韓にルーツがある。日中韓の発展無しではご先祖様に申し訳ない。近年、韓国と日本との関係が良くなった中で、ヨン様の影響がある。主婦層という一般人へのアプローチが功を奏している。是非中国もこのようなアプローチを検討してもらいたい。

    (民主党参議院議員)
    日中人事交流について解決すべき問題についてご示唆いただきたい。自らの中国からの友人が日本企業で評価されないといって、帰国する例があった。近年留学生は日本ではなくアメリカに流れている。中国側から見て日本に横たわる問題は何か?

    (民主党衆議院議員)
    日本は経済大国になったが、格差社会になり幸せな国といえるか分からない。25日から国会でも争点になる。中国は日本の轍を踏まず、地方政治・個人を大事にしてほしい。

    (王家瑞部長:上記3者からの質問に対して。また全体会議の総括として)
    色々と考えさせられた。党間で「交流協議機構」はできたが、はじまったばかり。今日出された様々な意見をさらに深めるように長期的、相互的、友好的関係の基に、共通の認識をもって伝統的な関係をさらに発展させていくことが必要。

    今まで日中は厳しい状況を経てきた。この教訓を汲み取らなくてはいけない。和解し信頼を深めていくこと。今年は日中国交正常化35周年。35年といえば、人生では壮年。これまでの友好関係は、古い世代が築いてきた。壮年期に入って、壮年から青年へバトンタッチしていくことが大切。アジアでは、ASEAN、上海協力機構、南アジア連盟も進んでいる。北東アジアでどのようにできるのか。中日関係の重要性を認識してもらわなくてはいけない。両国は、アジアの利益を考えなくてはいけない。

    (中国共産党代表団側)
    党大会に出席できて光栄。党大会の看板で「人・生活・豊かな国」とあった。この理念は重要。両党とも「人」を強調している。春秋時代に斉の国の管仲が述べた「国を治める道は人を基(もとい)とする」という言葉がある。基が乱れれば、国も滅びる。戦後60年、日本は平和の道を歩んできた。引き続き堅持して欲しい。党の看板からも民主党は希望ある政党だと思った。

    (中国共産党代表団側)
    初来日。台湾問題は東アジア問題および中日関係において極めて重要。中国共産党の理念は「一国二制度による平和的統一」である。中国の領土主権問題についてご理解をいただきたい。

    (中国共産党代表団側)
    対外宣伝を担当するものとして、菅会長の指摘は重要と感じた。国民的感情について1972年から2006年まで、そして最近の中日間の感情の変化を見ているが、今は、両国関係の動きはよい方向にあり、機会をとらえて強く勧めることが大切である。青少年交流、民間・非政府組織・友好都市間の友好を推進すること、国交正常化35周年を記念して文化・スポーツの長期的な交流、文化理解を進めることがある。また、メディアの問題がある。親近感を深めるために両国のよい面に意識を配って報道するべきである。いたずらに対立を煽る無責任な報道には気をつけるべきだ。

    (中国共産党代表団側)
    自分は、労働組合の国際連絡部からで日本の労働界とは交流をしてきた。中国は改革・解放で大きな変化を遂げたが、労働者の権利を守るために活動をしている。連合の前身である日本の労働団体とは、国交正常化以前から、協力関係をつくってきており、そのことが、国交正常化にも大きな影響を及ぼした。全方位的な協力を進めているが、特に青年、組合幹部の交流が大切であると思っている。民主党の支援もお願いしたい。

2.専門会議概要(17日10:00〜12:30、都内ホテル)


専門会議で挨拶する王部長

  • 前日の初会合を発展させる形で、経済問題、北東アジア問題、文化交流等を中心に意見交換するとともに、今後の交流協議のあり方について議論が行われた。

  • 冒頭で小沢代表は「ザックバランに意見交換してほしい」と求め、王部長は率直な対話の重要性を指摘。「双方が満足いく成果を期待したい」と述べた。そのうえで、まず、鳩山幹事長が経済問題、前原議員が北東アジア問題、輿石会長が文化交流について、中国側は、倪健民主任、史明徳局長、張暁蘭書記がそれぞれの考えを提示し、日中双方の見解を示し合い、協議した。

  • 協議を通じて、重要なのは日中両国の信頼関係の構築であるとの考えで一致。第2回目の交流協議は来年早々に開催することで合意した。また、その前段として、ワーキンググループを設置して訪中し、「安全保障」「環境エネルギー」「感染症対策」などのテーマごとに協議して議論を深めていく体制を整えていくことを決定した。

  • そのほか、日中国交回復35周年記念事業の開催、中国側からの要請に応える形での日本の中小企業との交流、高齢化社会対策として中国の一人っ子政策の総合研究、トップ・中間・一般など各層の交流の促進などを行っていくことなどが話し合われた。

  • 拉致問題解決に向け、6者協議議長国である中国に対して日本国民の懸念を強く北朝鮮側に伝えるように協力を求めたのに対しては「できるかぎりの協力をする」との意向が示された。同時に、北朝鮮の核開発問題についても、平和的な解決に向け全力をあげたいとの考えが中国側から示され、朝鮮半島の平和保持の観点からも北朝鮮の核保有を認めないとの立場で日中ともに一致することを改めて確認した。北朝鮮のプルトニウム保有については、「具体的な数字は把握していない」との回答が中国側からあった。

  • 台湾問題に関する言及が中国側から度々あり、陳水扁総統の動きに危機感が示された。それに対して民主党側は中国が主張する「一つの中国」原則に則って対処していく立場を表明したうえで、平和的解決を強く要請した。また、靖国神社参拝問題について民主党側からは「基本的には国内問題であるからには日本独自に判断すべきもの」との認識を示したうえで、ただ、隣国等への配慮等も含め総合的に勘案した結果、総理大臣、官房長官、外務大臣らは参拝すべきでないとの立場を取っていることを明らかにした。それに対して中国側からは「対外的な感情・状況を理解して対応してほしい」との考えが示された。

  • そのほか、東シナ海のガス田開発問題、増大している中国の防衛費の問題、FTA問題などに関しても意見交換された。

【成果】

  • 両政党間で定期的かつ継続的に交流・協議を行う重要性が再確認された。とくに、率直な意見交換を通じて、両国にまたがる課題が浮き彫りになるとともに、両党の信頼関係の中、違いを乗り越え歩み寄っていくことが、問題解決への道を切り開くことであるとの認識を共有できた。今後の取り組みのあり方(政策課題別ワーキンググループの設置、一年後をメドにした第2回交流協議機構の開催など)についても、両党間で合意できた。(専門会議概要参照

  • 本年は日中国交回復35周年にあたり、その記念事業を開催することについて合意できた。

  • 16日の定期党大会にあわせて訪問が実現したことから、同大会に来賓として招待し、両党間が未来志向の確かな関係を構築していることを国内外にアピールできた。


  • 金閣寺
    王部長一行に京都・沖縄を視察していただき、日本人そして日本の文化・伝統に触れてもらえたことは、日本への更なる理解につながった。