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2009年12月 日中(民主党・中国共産党)「交流協議機構・長城計画訪中団」
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○ 議員団 ○ 一般団員 |
:民主党会派議員 :一般参加者 |
143名 496名 |
● 議員団名簿(143名) | |||
名誉団長 名誉副団長 団長 団事務総長 団事務局長 団事務局長代理 団員 |
小沢一郎 輿石東 山岡賢次 細野豪志 高山智司 中谷智司 |
交流協議機構会長(幹事長) 同機構会長代理(幹事長職務代行) 同機構事務総長(国対委員長) 同機構事務総長代理 同機構事務局長 |
(衆議院議員) 田中けいしゅう、海江田万里、小林興起、滝実、黄川田徹、城島光力、市村浩一郎、内山晃、奥村展三、小宮山泰子、神風英男、鈴木克昌、田名部匡代、中塚一宏、樋高剛、松木けんこう、山口壯、青木愛、石川知裕、石関貴史、太田和美、岡島一正、梶原康弘、古賀敬章、辻惠、橋本清仁、福田昭夫、松崎哲久、宮島大典、森本哲生、若井康彦、若泉征三、渡辺浩一郎、相原史乃、阿知波吉信、網屋信介、石井章、石田三示、石森久嗣、石山敬貴、打越あかし、江端貴子、大谷啓、大西孝典、大山昌宏、奥野総一郎、小野塚勝俊、小原舞、笠原多見子、勝又恒一郎、加藤学、金子健一、河上満栄、川越孝洋、川島智太郎、木内孝胤、菊池長右エ門、京野公子、櫛渕万里、熊田篤嗣、黒田雄、小林正枝、斉木武志、斉藤進、斎藤やすのり、坂口岳洋、阪口直人、杉本かずみ、菅川洋、瑞慶覧長敏、空本誠喜、高野守、高橋昭一、高橋英行、高松和夫、高邑勉、田中美絵子、玉置公良、玉城デニー、玉木雄一郎、中後淳、道休誠一郎、長尾敬、長島一由、中島正純、中林美恵子、野田国義、萩原仁、畑浩治、浜本宏、福嶋健一郎、松岡広隆、水野智彦、皆吉稲生、三宅雪子、三輪信昭、村上史好、室井秀子、本村賢太郎、森本和義、森山浩行、矢崎公二、谷田川元、柳田和己、山尾志桜里、山口和之、山崎誠、山田良司、横粂勝仁、和嶋未希、渡辺義彦、川村秀三郎 |
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(参議院議員) 一川保夫、工藤堅太郎、佐藤公治、藤田幸久、岩本司、川上義博、室井邦彦、植松恵美子、大久保潔重、金子洋一、川崎稔、行田邦子、主濱了、鈴木陽悦、友近聡朗、富岡由紀夫、外山斎、姫井由美子、平山幸司、藤谷光信、藤原良信、牧山ひろえ、横峯良郎、吉川沙織、米長晴信 |
● 一般団員:一般参加者等(496名) |
12月10日(木) | ||
時 間 | 行 動 | 備 考 |
羽田・成田・関西各空港集合 各自チェックインカウンターにてチェックイン、各空港発 ANA159 関空(10:00)→北京(12:30) ANA1285羽田(09:30)→北京(12:35) JAL785 関空(10:25)→北京(12:50) JAL8823羽田(10:30)→北京(13:35) ANA905 成田(10:35)→北京(13:40) |
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北京国際空港着 | ※バスにて移動→人民大会堂へ直行 | |
人民大会堂着 | ||
16:15 | 中国国家指導者との全体記念撮影 | |
16:30 | 胡錦濤中国共産党総書記・国家主席との会談 | |
17:45 | 陸昊共青団中央委員会第一書記との会談 | ※会談は、幹部のみ参加 |
18:00 | 中華全国青年連合会主催歓迎夕食会 |
○式次第 歓迎挨拶:陸昊共青団中央委員会第一書記 中連部代表挨拶:劉洪才副部長 民主党代表挨拶:輿石東交流協議機構会長代理 ○会食 ○中国芸術団演技等 |
19:45 | 終宴、バス移動 | |
ホテル着 | ※オプションツアーあり | |
12月11日(金) | ||
時 間 | 行 動 | 備 考 |
ホテル発 | ||
午前中 |
グループ別各関係機構訪問・交流 (1)中央人民銀行 (2)外交部 (3)商務部 (4)環境保護部 (5)財政部 (6)国家発展改革委員会 |
※午前中は一般参加者とは別行動 一般参加者は故宮等見学 |
11:30 | 昼食 | ※一般参加者と合流、同じバスで移動 |
14:00 |
グループ別交流 (1)軍事施設見学 (2)北京新農村建設見学 (3)北京大興区農民工子弟学校見学 (4)北京亦庄経済技術開発区見学 (5)北京身体障害者芸術団見学 (6)北京レール交通コントロールセンター見学 (7)北京高碑店汚水処理場見学 (8)北京中関村ハイテクパーク見学 |
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18:30 |
グループ別晩餐交流会 終宴、バス移動 |
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ホテル着 | ※オプションツアーあり | |
12月12日(土) | ||
時 間 | 行 動 | 備 考 |
バス乗り場集合 | ||
08:15 | ホテル発 | |
09:45 | 万里の長城見学 | |
11:00 | バス移動 | |
12:00 | 昼食 | |
グループ別交流 (1)中国身体障害者芸術団見学 (2)北京レール交通コントロールセンター見学 (3)北京新農村建設見学 (4)北京少年宮見学 (5)北京市崇文区コミュニティ見学 (6)北京市宣武区コミュニティ見学 (7)北京市西城区コミュニティ見学 (8)北京市東城区コミュニティ見学 |
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17:00 | ホテル着、休憩 | |
18:15 | ホテル発 | |
釣魚台着 | ||
19:00 | 民主党主催 答礼夕食レセプション |
○式次第 民主党代表挨拶:山岡賢次同機構事務総長 中連部代表挨拶:陳鳳翔副部長 全国青年連合会代表挨拶:王暁主席 ○乾杯(日本代表):海江田万里衆議院議員 ○会食 |
21:00 | 終宴、バス移動 | |
21:15 | ホテル着 | ※オプションツアーあり |
12月13日(日) | ||
時 間 | 行 動 | 備 考 |
バス乗り場集合、ホテル発 | ||
北京市内見学 | ||
昼食 | ※帰国便ごとに分かれて昼食 | |
北京空港着 JAL786北京(14:00)→関空(17:50) ANA160北京(14:35)→関空(18:20) ANA906北京(14:50)→成田(19:15) ANA1286北京(15:55)→羽田(20:15) JAL8824北京(16:40)→羽田(21:00) |
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各空港着、解散 |
小沢一郎幹事長(以下、交流協議機構会長・名誉団長)は10日午後、北京市内で、胡錦濤中国共産党総書記・国家主席と会談した。
輿石東幹事山岡賢次長職務代行(以下、交流協議機構会長代理・名誉副団長)、山岡賢次国対委員長(以下、交流協議機構事務総長・団長)ら訪中団幹部が同席した。一行は人民大会堂で胡主席の出迎えを受け、団全体での記念撮影を行った後、会談に臨んだ。
胡主席は「現在のような素晴らしい時は、双方の努力、特に先人たちの心血を注いだ賜物であり、倍にして育てることによって大事にしていかなければならない」と、日中関係の重要性について語った。また、今年9月に民主党が政権与党になってからも双方が積極的に交流を重ね、両国関係が穏やかに過渡期を経てきたとの認識を示した。
小沢交流協議機構会長・名誉団長は、党レベルで忌憚のない話し合いができればよいとして、党間交流を継続する重要性に言及した。また、「解放の戦いはまだ終わっていない」として、来年夏の参議院選挙で勝利し、参議院で過半数を取ることで、政権基盤を安定させる決意を改めて表明した。
「今からすでに兵を募り、鍛え、勝利を目指している。政権は鳩山総理に任せ、いわば野戦軍の最高総司令官として、最終戦を終えるまでは、その役目に徹していきたい」と、自らの役割に対する見解を表した。率直な議論をする環境を整え、両国の関係をより深めることができると語った。
胡主席は、中国共産党が交流協議機構の事業に積極的であることにも触れ、「こうした機構を、相互対話を通じて共通の発展をもたらすプラットフォームにしていきたい」と語った。
小沢交流協議機構会長・名誉団長は10日午後、陸昊・共青団中央書記処第一書記と会談し、青年・若手の交流を通じて、日中両国の友好関係を深める方法などについて意見交換した。
冒頭、「大勢で来て、ご迷惑をおかけしますが、歓迎していただいて有難く思います。(両党の友好関係は)最初は、共青団とのお付き合いから始まりました。今回も3日間、大勢ですが、よろしくお願いします」と挨拶した。
続いて陸第一書記が、訪中を歓迎し、幹事長が20年前に長城計画活動を始めて発展に尽力したことに敬意を表すると述べた。
会談では、青少年の交流、特に政治家やビジネスリーダーの交流を深めていきたいという考えが陸第一書記からあり、小沢交流協議機構会長・名誉団長は賛意を表明。訪中団にも若手の議員が大勢入っていることを紹介し、事務総長、事務局長で具体的に青少年交流について考えたいと、語った。
「(日中)交流協議機構・長城計画訪中団」の歓迎夕食会(主催:中華全国青年連合会)が10日夜、中国・北京にある人民大会堂で盛大に催され、訪中団を代表して、輿石交流協議機構会長代理・名誉副団長が挨拶した。
歓迎夕食会ではまた、中国の青年による京劇や伝統音楽なども披露され、小沢交流協議機構会長・名誉団長はじめ参加者を魅了した。
陸昊共青団中央委員会第一書記の歓迎挨拶への答礼挨拶に立った輿石交流協議機構会長代理・名誉副団長は、「国民の生活が第一。」の政治を実現するために政権交代に全力を注ぎ、本年8月、衆議院総選挙に勝利し、9月には、民主党を中心とする政権を誕生させることができたとして「今回の訪中は特別の意味がある」ことを紹介。143人の国会議員を含めて全体で640人の参加者への歓待に対して、厚く感謝の意を表するとともに、日中両国の歴史上、これだけの規模の政治家集団の訪中は初めてだろうと語った。
また、日中関係の発展は、日米関係と並んで、我が国にとって極めて重要であり、だからこそ、小沢交流協議機構会長・名誉団長は1986年から日中両国の草の根交流である「長城計画」を実施し、民主党としては2007年から中国共産党との間で政治家同士の意見交換の場として「日中交流協議機構」を始めたと改めて紹介した。
さらに、1972年の日中国交正常化以来、両国関係は発展の一途をたどっているとの認識を示すとともに、昨今の日中両国の関係は単なる二国間関係にとどまらず、アジア、そして世界の平和、安定、発展に重大な影響を及ぼす関係へと深化を遂げていることを指摘。「日中両国は、政治的にも、経済的にも、また文化や文明、地球環境という面においても、21世紀における人類史的なパートナーとして、協力し合うことができると確信している」と述べるとともに、「それを担うのはまさに、ここに集る皆様お一人おひとり」だとして、力を尽くすよう呼びかけ、両国民の友好と、アジアそして世界の平和と繁栄を祈念し、挨拶を締めくくった。
小沢幹事長、梁光烈国務委員、郭金龍北京市長と会談 (於:第一会見庁)
小沢交流協議機構会長・名誉団長は11日午前、北京市内で、梁光烈国務委員(国防部長、党中央軍事委員会委員、党中央委員)と会談した。輿石交流協議機構会長代理・名誉副団長、山岡交流協議機構事務総長・団長が同席した。
双方は、会談で日中両国の友好関係を今後とも発展強化する重要性について語った。また、小沢交流協議機構会長・名誉団長から、中国の軍の近代化、軍備の増強を非常に心配していることに言及し、「日本にとっても、日中両国にとっても、将来決していい結果をもたらさない」と、自制を求める考えを伝えた。
なお、梁国務委員との会談に先立ち、一行は、郭金龍北京市長(北京委員会副書記)のもとを表敬訪問。北京と東京の友好都市交流などの話題が取り上げられた。小沢交流協議機構会長・名誉団長は、来る度に北京の町並みが見違えるような状況だとして、その発展ぶりに敬意を表し、引き続き両国が様々な分野で互いに力をあわせて、よりよい社会を作り上げるために努力したいと語った。
「日中両国の平和と友好のための、永遠の『長城』が築かれる」ことを目指した本訪中団は、「両国民の心と心の交流をさらに深めていく、大切な役割」を果たすことになった。特に、衆・参国会議員及び一般参加者が、かかる意識を持って訪問団に参加し、訪問先の中国要人や一般の方々と日中友好を確認しあえたことは意義深かった。