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民主党アフガニスタン・中東訪問団報告書

5.はじめに 〜機関銃と防弾車に守られての訪問
 カブールでは機関銃を持ったイギリスの民間警備会社、コントロール・リスク社の警備員と対人地雷も防御できる防弾車に守られての訪問を余儀なくされるほど治安が悪化していた。(注:鳩山ネクスト外務大臣は2001年12月、藤田国際局長は2002年6月にアフガニスタンを訪問している。)アフガニスタンで活動するNGO、国連機関やJICAなどの日本人から現状を聞くと、彼らは今では日本とわかる看板を外し、車輌を代え、日本人であることを隠さなければ活動できないところまで追い込まれている、とのこと。外出する時は必ず車2台で行動するように言われているが財政的に常時それはできないと不安げだった。イラク戦争が始まってから一挙に治安が悪化し、彼ら曰く「アフガニスタンがイラク化している」と。
  アフガニスタンへの途中通過したパキスタンでは、ムシャラフ大統領を狙う暗殺未遂が相次いでいる。日本大使館員の説明によると、先日も遠隔操作による橋の爆破計画があり、大統領の警護隊がその遠隔操作の電波を察知し、そこに妨害電波を発信し爆破を15秒ずらすことが出来、大統領が危機を脱することができた、という生々しい話があった。
  パレスチナでは大雨の中アラファト議長のお墓を日本の政治家としては初めて訪れ、弔問した。パレスチナ・イスラエルでも機関銃に対抗できる防弾車を大使館が手配してくれた。
  危険と背中あわせで生活する訪問先の人々に少しでも早く安全で安心な暮らしが訪れるよう願うとともに、このような混乱に陥っていないわが国の平和をかみしめることに始まった訪問である。