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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


11 クローン人間生成禁止
ヒトクローン規制法


拙速にまとめられた政府案
 1997年2月、英国で、哺乳類初のクローン羊が誕生したとの発表があった。サミットにおいて、これを禁止するとの首脳宣言が採択され、政府は150回臨時国会に「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律案」を再提出した。
 政府案は、人クローン個体もしくは人と動物のいずれであるかが明らかでない個体をつくり出すこと、クローン技術等により作成される胚の人ま たは動物の胎内への移植を禁止するもの。しかし、ヒトクローン禁止の単独法案は、世界でもまれなもので、拙速にまとめられた法案だった。

包括的な民主党案
 民主党は、対案となる「ヒト胚等の作成及び利用の規制に関する法律案」を提出した。同案は、クローン人間等の生成を禁止するだけでなく、生命倫理の尊重、科学の暴走への歯止めなどを重視する立場から、ヒト胚の作成等の規制、生殖補助医療及び生殖補助医学研究に関する法整備への道筋の確立をも含めた包括的な法案とした。人の生命の萌芽たるヒト胚は、みだりにこれを作成、利用してはならないこと等を明記している。

民主党案を取り入れた政府案が成立
 両案は同時に審議され、民主党案の一部を取り入れて修正された政府案が成立した。最近のクローン技術等の急速な進展、これらを取り巻く状況の変化等にかんがみ、その検討時期を早めること、ヒト受精胚の人の生命の萌芽としての取扱いの在り方に関する総合科学技術会議等における検討結果を踏まえること等の修正が実現した。



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