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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


12 医療抜本改革は先送り
医療関連2法改正


 政府は150 回臨時国会に「健康保険法等改正案」及び「医療法等改正案」を再提出した。

抜本改革なき患者負担増
「健康保険法等改正案」は、本来2000年度予算関連法案として147 回通常国会で審議すべきであったが、患者負担増を求める内容であることから、自民党が総選挙後に審議を先送りしていた。
 少子高齢化が急速に進むなか、高齢者医療制度の見直し、医療保険財政の立て直しが焦眉の課題であるにもかかわらず、本改正案の内容は、(1)老 人の一部負担を定額制から原則定率1 割負担に、(2)高額療養費制度に上位所得者区分を設け上限額に1 %上乗せ、(3)健康保険の料率上限から介護保 険料率を切り離す、などであった。
 民主党は、制度改革を先送りし、当面の財政対策のため国民に場当たり的負担増を押しつける、医療制度の抜本改革なき患者・国民負担増の政府 案に強く反対した。

患者の立場からの医療改革を
 「医療法等改正案」の内容は、(1)病床区分の見直し、(2)カルテ等の情報について医療従事者の自主的取組みを進める(カルテ等開示の法制化は見送り)、(3)広告規制の緩和、(4)医師・歯科医師の臨床研修必修化(医師2 年以上、歯科医師1 年以上)、(5)看護体制を患者3 人に対し1 人に引き上げる、などであった。
 民主党は、医療情報の開示法制化が見送られた点や看護体制見直しが不十分な点など、総じて医療提供側の意向だけが反映され、患者の立場からの改革案となっていないため反対した。



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