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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


14 公的年金一元化に向けて
厚年・農林共済統合法


法案の概要
 151回通常国会に政府が提出した「厚生年金保険制度及び農林漁業団体職員共済組合制度の統合を図るための農林漁業団体職員共済組合法等を廃 止する等の法律案」は、厳しい財政状況にある農林共済年金を厚生年金に統合させるもの。主な内容は、(1)職域部分は農林共済から支給し、厚生年金相当分は社会保険庁が支給する、(2)統合後4年半は上乗せ保険料納付(0.16兆円)、(3)農林共済から厚生年金への移換金は1.6 兆円、(4)共済組合は経過的に存続、(5)2002 年4月施行、等である。

年金一元化の経緯
 公的年金の一元化は、就業構造の変化や年金制度の成熟化に対応し、年金制度の安定と公平を図るため、1984 年の閣議決定以来推進されてい る課題である。1997年の旧三共済(JR 、JT 、NTT )の厚生年金への統合に続いて、今回が第二段階の取組みである。
 もともと農林共済は、厚生年金の給付水準が低いことを理由に1955 年に厚生年金から分離した。その後、将来の財政悪化予測に伴い1997 年の旧三共済統合時に、農林共済も統合すべきとの声があったが、農林側はそれを拒否。しかし、その後わずか5年で厚生年金に統合されることとなった。

民主党は賛成
 本法案は、公的年金の一元化に向けた取組みで、関係者間の合意を踏まえたものであることから、民主党は賛成した。なお、一元化の積極的な推進、統合時の円滑な移行、農林共済組合の雇用問題等について、附帯決議が付された。



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