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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


19 不十分な大気汚染対策
自動車NOx法改正


不十分な自動車排ガス対策
 151回通常国会に提出された「自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法の一部改正案」(自動車N Ox法改正案)は、大都市地域における大気汚染の改善を図るため、(1)対象物質に粒子状物質を追加、(2)対策地域に名古屋周辺を追加、(3)粒子状物 質車種規制導入による自動車排ガス対策の強化、(4)事業者に対する措置等を内容としている。
 民主党は、環境・農林水産部門会議内に自動車排ガス対策作業チームを設置し、地方自治体、自動車・運輸業界、大気汚染裁判弁護団、学者など からヒアリングを行った。その結果、政府案の内容だけでは環境基準の達成が危ぶまれ、(1)対策地域に指定されない大都市部(福岡等)の対策も必要、(2)国・地方公共団体が縦割りで権限を行使するのでは総合的な対策ができない、等の点について修正すべきとの結論に達した。

法案審議前の覚書を撤回させる
 法案審議の中で、法案の趣旨が「道路管理に対して影響を与えることを想定していない」旨の、環境省と国土交通省間の課長覚書が福山議員の指 摘により発覚し、環境大臣がこれを撤回する事態となった。国会審議前に省庁間で交わされる覚書は、国会審議を形骸化させるものであり、今後、 他の法案についても厳しくチェックする必要があることが明らかになった。
 また、民主党が提出した修正案は採決の結果否決されたが、民主党の主張に基づき、交通量の抑制や微粒子状物質の定義の見直しなどを内容とす る附帯決議が採択された。



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