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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


20 PCB処理の清算
PCB処理法、環境事業団法改正


PCBの抜本的な処理を目指して
 政府が151回通常国会に提出した「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法案」(PCB処理法案)は、長期間処理が 滞っていたPCBの処理を適切に推進するために(1)国並びに都道府県がPCB処理に関する計画を策定、(2)PCB保管・処分状況の届出、(3)一定期間内のPCB廃棄物の処分を義務化、(4)PCB処理のための基金を設置等を内容とするものである。
 また、あわせて提出された「環境事業団法の一部を改正する法律案」は、PCBの処理を確実に推進するために、(1)PCB廃棄物処理事業の環境事業団による実施、(2)PCB廃棄物処理基金の環境事業団内の設置を定めるものである。

PCB処理と環境事業団のあり方
 環境・農林水産部門会議で協議した結果、PCB処理を環境事業団に任せることはやむをえないが、環境事業団の業務の削減については、特に、 環境事業団が行っている建設譲渡事業は、地方自治体や民間でも可能なものであり、そのすべてを事業団の業務から外すという修正を行うべきとの 結論に達した。しかし、修正案の採決の結果、与党などの反対多数で否決され、両法案とも原案のまま可決された。
 なお、(1)周辺住民とのリスクコミュニケーションの推進、(2)運搬(事故)時の対策、(3)PCB以外の有害廃棄物の処理の推進、(4)環境事業団が行うすべての事業についての抜本的見直しなどが民主党の主張通り附帯決議として採択された。



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