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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


2 3 農業者年金の改革
農業者年金基金法改正


行き詰まった農業者年金基金
 農業者年金基金は、農業の構造改革をすすめるという政策性をもつが、加入者の3倍弱の受給者を抱えるという状況に陥り、基金の積立も数年で枯渇することが確定的になったことから、政府は、新たな年金基金制度を構築するとして、151回通常国会に「農業者年金基本法の一部改正案」を提出した。
 政府改正案は、受給金額の経営移譲年金部分を平均9.8%カット、加入者には確定拠出型の年金制度または納付済保険料の80%の脱退一時金のいずれかを選択させるもので、加入・受給農業者に大きな負担を強いる内容となっていた。

民主党案を提出
 政府案は、農業者の年金制度への不信を高める悪しき前例になることから、民主党は、農業者年金基金制度を根本から改める内容の同名の対案を 提出した。
 民主党案は、受給者・待機者の受給額を減額せず、脱退する場合納付済保険料と同額を支払い、農業者年金基金は現在の加入者への支給を終えた 時点で業務を終了し、農業者向けの年金基金については既存制度を活用するという内容。受給者・待機者の受益権等は完全に保護するとともに、破 綻をきたした制度は整理するという考え方である。

政府の年金政策の失敗を追及
 財政破綻することが10年以上前から予測できたにもかかわらず、今日にいたるまで抜本的解決を怠った政府の失政を追及しつつ、政府案と民主 党案の審議を行ったが、政府案が成立した。



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