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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


2 4 新しい水産行政の枠組み
水産基本法


総合政策の必要性が高まる
 これまでのわが国の水産政策は、沿岸漁業等振興法によって進められてきた。しかし、制定後38年を経過する中で、(1)過剰漁獲や海洋環境の悪化による漁獲の減少、(2)円高の進行等による輸入の急増、(3)200 海里体制への移行という国際海洋秩序の変化とこれに伴う漁場縮小、(4)漁業従事者の高齢化が進行する中、担い手確保が困難になっているなどの問題が生じている。
 これらの点を含めた総合的な水産政策が求められるなか、政府より、(1)資源の管理(2)水産物の安定供給(3)養殖・漁獲・加工から流通までの包括的取扱い(4)漁村の振興(5)水産業・漁村の公益的機能について規定した「水産基本法案」が151回通常国会に提出された。

民主党が中心となり修正を実現
 政府案は、環境を保全する視点が弱く、水産業・漁村の持つ多面的機能に対する施策が限定的であるなどの問題があった。
 民主党は、(1)水産業の発展に特に有益な森林環境の保全と整備を盛り込む、(2)原案で多面的機能に対する規定が極めて限定的であった条文を「将 来にわたって適切かつ十分に発揮されるようにするため、必要な施策を講ずる」とする修正案を中心となってまとめ、原案を修正のうえ成立させ た。
 なお、水産基本法の制定に伴い、漁業法、海洋生物資源保存管理法、漁船法の各改正案が政府から、漁業法改正案が議員立法で提出され、審議の 結果、全法案が成立した。



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