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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


3 3 ダム事業を抜本見直し
緑のダム法案


代表直属諮問委員会の初の意見書
 2000年10月に鳩山代表直属の諮問機関として「公共事業を国民の手に取り戻す委員会」を設置し、公共事業システムの抜本的な改革に取り組ん だが、その最初の意見書として提出されたのが「緑のダム構想」(2000年11月)であった。概要は(1)ダムの目的である治水・利水・発電はいずれも高度成長を前提としており、現在の経済状況に適していないこと(2)ダムは財政面から見て非効率なこと(3)ダム建設によって、地域住民の生活基盤を根本から崩壊させること(4)海外諸国でダムの非効率性が指摘されていること(5)森林整備によってダムの目的の多くが果たされ、かつ財政・環境面からも合理的なこと、であった。

「緑のダム法案」を提出
 民主党は、従来より社会資本整備部門会議を中心にダム視察を重ねており、ダム建設の問題点についての認識の多くを委員会と共有していた。さ らに意見書を受けた後も、実際にダム建設を中止した鳥取県等に現地視察に赴き、中止後の対策のあり方、ダム計画に苦しんできた住民への支援措 置を検討した。これらの視察、検討を踏まえ151回通常国会に「ダム事業の抜本的な見直し及び治水のための森林の整備の推進等のための緊急措置 法案」(緑のダム法案)を提出した。
 内容は(1)建設中のダムの原則休止、2年以内の再検討(2)ダム建設を中止した際の国費による森林整備(3)地域の再活性化推進、である。この法案については全国各地の住民、NPOから期待の声が寄せられており、ダム事業の矛盾が全国で露見していることを示唆している。



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