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国会レポート2001
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 主な法案への対応


4 1 夫婦間の暴力も犯罪
配偶者からの暴力防止法


参議院での立法作業をリード
 民主党は、男女共同参画調査会内に女性と暴力作業チームを設置し、続発するドメスティックバイオレンス事件(DV事件)について各方面より ヒアリングを行った。その結果、従来DV事件は夫婦間の問題として放置されており、現行法では十分な救済ができないことから、特別立法に向け 作業に入った。
 一方、参議院の共生社会に関する調査会は、1998年より女性に対する暴力に関する調査を始め、2000年4月に女性に対する暴力に関するプロジェクトチームを発足させ、法的対応等について検討を開始した。民主党の女性と暴力作業チームのメンバーもこの参議院のプロジェクトチームに 加わり、法案化作業を主導した。1年にわたる作業の結果、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律案」がまとまった。

全会一致で成立
 同法案の主な内容は、(1)前文に、配偶者からの暴力は犯罪であることを明記(2)国、地方公共団体の暴力防止、被害者保護に対する責務を明記(3)配偶者暴力支援センターの機能を明記(4)被害者保護のため事案の発見を通報する努力規定を明記(5)被害者の申立てによる保護命令の規定の明記(6)一時保護の委託をされた民間団体への援助の規定の明記(7)職務関係者への研修、啓発の義務づけを明記(8)法施行後3年を目途に見直すことを明記、等である。
 151回通常国会に、参議院共生社会に関する調査会長の提案として提出された同法案は、衆参両院とも全会一致で可決、成立した。



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