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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


1 族議員により改革が後退
道路公団等委員会設置法


第三者機関設置だけのまやかし法案
 小泉内閣は、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団の改革を特殊法人改革の目玉と位置づけ、民営化する方針を決定した。
 しかし、具体策は先送りされたまま、政府は154回通常国会に、第三者機関に関わる法案だけを提出した。「道路関係四公団民営化推進委員会設置法案」は、日本道路公団など道路関係の4公団に代わる民営化を前提とした新たな組織、採算性の確保に関する事項について調査審議し、首相に意見を述べる第三者機関を設置することを定めている。

政府案の矛盾正す修正案を提出
 民主党は、自民党の道路族議員によって後退する構造改革の実態を明らかにし、小泉首相の責任を厳しく追及した。
 さらに、政府提出の法案にも、重大な欠陥があり、その矛盾を正すため、民主党は修正案を提出した。その柱は、(1)理念や目的規定を盛り込む、(2)独立性の高い国家行政組織法第3条の委員会とする、(3)個別路線建設の優先順位についても審議対象とする、(4)委員の任命に国会同意を求める、というものである。
 同意人事については、道路建設を強引に進める委員を選ぶために必要と考える自民党族議員と、公正な委員を選ぶために必要とする民主党との違いが明らかになった。
 法案は政府原案のまま成立した。



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