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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


1010 一票の価値を平等に
5増5減法、一票の格差是正法案


衆議院小選挙区5増5減の法案
 政府は、法により設置された衆議院議員選挙区画定審議会の勧告に基づき、154回通常国会に、衆議院小選挙区の区割りを5増5減する「公職選挙法の一部を改正する法律案」を提出した。一票の格差が2.573倍から2.064倍へ、格差が2倍を超える選挙区も95から9へと大幅に改善される。
 民主党は、一票の格差是正への一歩前進であり、現行法下では妥当な策であることから賛成し、法案は成立した。一方、与党3党は、自らに都合のいいように線引きした「3増3減」、「2増3減」案等の提出を試み、党利・私利に奔走する醜態をさらし、国民の厳しい批判を浴びた。

なお残る一票の格差
 現行制度では区割りの際、まず47都道府県に1議席ずつ配分し(基数配分)、残り253議席を人口比例で振り分ける。そのため、政府案の成立によっても、格差を2倍以内に収めることは不可能であった。この「基礎配分」制度が、一票の価値の格差の温床にほかならず、有権者の意思を国政に届けるうえで重大な障害となっている。

一票の格差の抜本是正へ
 一票の価値の平等を実現するため、民主党は、「基数配分」制度を廃止し、小選挙区すべてを人口比例で議席配分する「衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部改正案」(一票の格差是正法案)をすでに151回通常国会に提出していたが、与党の反対により154回通常国会で廃案となった。民主党は、今後とも粘り強く取り組んでいく。



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