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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


106 雑居ビル火災対策の徹底
消防法改正


歌舞伎町雑居ビル火災事故
 2001年9月1日、多くの尊い生命が犠牲となった新宿区歌舞伎町雑居ビル火災事故が発生した。事故発生の背景には、小規模雑居ビルの一斉立入検査で90%を超える物件で消防法違反が認定されるなど目に余る違反の実態があり、一方で消防法に基づく改善命令は全国でわずか84件にとどまる状況(2000年実績)であった。
 民主党は、事故後速やかに雑居ビル火災対策本部を設置し、原因の究明・対策の検討を行った。

民主党議員立法を提出
 民主党は、同対策本部の検討を踏まえ、153回臨時国会に「消防法の一部を改正する法律案」を提出した。その概要は(1)「防災対象物に関する命令等」「防火管理に関する命令等」「消防用設備等に関する措置命令等」について、これまで行政裁量で行っていたものを一律義務規定とする、(2)消防庁による火災原因究明への主体的関与を可能とする等である。

消防法の改正実現へ
 154回通常国会に入り、政府からも遅ればせながら消防法改正案が提出された。政府案は、消防署員の立ち入り権限の強化など一定の評価はできるものの、消防法違反に対する命令義務が規定されておらず、十分な内容ではなかった。
 最終的には政府案が成立し、民主党案は廃案となったが、民主党の法案提出が政府による消防法改正の動きに大きく影響を与えた。



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