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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


21 日韓の経済関係の強化
日韓投資協定


投資の自由化までの経緯
 1997年末に金融危機を経験した韓国が、外資導入を促進するための交渉を日本に要請し、両国は、「投資の自由化、促進及び保護に関する日本国政府と大韓民国政府との間の協定」を締結した。わが国が締結した投資協定としては、10番目の協定となる。過去に締結してきた投資協定と比べて、投資家の権利保護という点で手厚くなっている。具体的には、(1)投資の許可審査段階における内国民待遇の原則的供与、(2)投資阻害効果を有する諸措置、例えば部品などの現地調達要求や技術移転の要求などの原則禁止、(3)収容の際の適正な補償、(4)支払い等の自由な移転、(5)投資紛争解決のための手続きの整備、などについて規定している。締約国は付属書に、例外業種または事項として規定されているものを除き、これらの原則に従うことが法的義務として課される。例外業種の中には、防衛産業、エネルギー産業、農業、金融サービス、放送業、公営企業などが含まれる。

より安定した日韓関係をめざして
 民主党は、外務委員会等において質疑を行い、労働との関係で日韓両国から懸念の声が聞こえてくることや、わが国の産業空洞化など産業政策との関係について、政府を問いただした。具体的には、日本から投資が行われた企業において労働争議などが発生した場合のルールの枠組みなどについての質問を行った。協調的な労使関係が投資促進のために重要である、という認識を得た上で154回通常国会において本協定を承認した。



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