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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


40 車の不法投棄をなくす
自動車リサイクル法


全国に溢れる不法投棄車
 環境省の調査によると、2001年度における車の不法投棄ないし野積みは、全国で12万6,000台。処分場が逼迫し、鉄スクラップ市場価格も低迷、市場任せの廃車リサイクルが難しくなってきた。
 このため政府は、大規模な新システムの導入を決定し、「使用済自動車の再資源化等に関する法律案」を154回通常国会に提出した。骨子は、(1)リサイクル費用の自動車ユーザーによる原則負担、(2)わが国の廃棄物処理制度としては初の「前払い方式」の導入、(3)支払額を自車のリサイクルに使う「自車充当方式」の実施、(4)徴収分リサイクル費の新設資金管理団体による管理・運用、(5)リサイクル・コストの比較的高い3品目(フロン、エアバッグ、破砕くず)のメーカーによる引取りの義務化などである。

問題の争点と民主党の対応
 民主党によるイニシアチブのもと、附帯決議に、(1)計9兆円相当の自動車関係諸税(取得税、重量税等)の簡素化・軽減、(2)資金管理団体運営の透明性の確保及び天下り等の防止、(3)リサイクル費用の不法投棄対策等への利用の検討、(4)諸外国の動向に応じ制度を見直し、等が盛り込まれたことから、民主党は賛成し、法案は成立した。
 また民主党は、EU各国の動向を睨みつつ、将来的には、企業内のリサイクル費用積み立てにかかる法定準備金の創設を柱とするシステムが望ましい、との見解を発表した。



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