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国会レポート2002
contents contents |目次|序文|資料1|資料2|資料3|
第3章 焦点となった法案への対応


54 移動に関する権利を保障
交通基本法案


交通に関する総合法規が不在
 高齢者や障害者など、一般公共交通機関の利用が困難である人々にとって、独自の輸送サービスの確保や交通施設・車両のバリアフリー化は切実な課題である。また、航空・鉄道・道路・船舶など各種交通手段の整備が縦割りで行われているため、交通モード間の効率的・有機的な連携が図られていないなどの問題が発生している。
 さらに、運輸部門における二酸化炭素排出量が大幅に増加している現状を考えれば、環境負荷の少ない交通体系の確立が急務であるが、その検討は十分に進んでいるとはいえない。これらはいずれも交通に関する総合法規が不在であるがゆえの問題である。

民主党は交通基本法案を提出
 以上の問題意識のもと、民主党の国土交通部門会議は「交通基本法案」の骨子を取りまとめ、インターネット上に公開し、パブリックコメントを募集した。その結果59件の意見が寄せられたため、一部内容を修正し、154回通常国会に提出した。
 その内容は、すべての国民に対し、健康で文化的な最低限度の生活を営むために必要な移動を保障される権利として「移動に関する権利」を定めるとともに、徒歩・自転車・自動車・鉄道・航空など各種交通手段がそれぞれの特性のもとでの役割分担に応じ総合的に整備されることや、交通による環境への負荷の低減を図ることを定めるものである。同法案は継続審議となった。



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