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民主党政権は、菅直人総理が強い意志をもって掲げる約束、そして、「民主党政権政策」の実現を国民のみなさんに約束します。この約束は、民主党政権第一期の期間が終了するときに、その達成度が明確に示され、国民のみなさんが約束の達成状況を評価、査定できるものです。マニフェストは第一期政権4年間の最低限の約束であり、「つよい日本」、「経済の再生」の突破口です。中には、与党だけで決めてはいけないものもあります。民主党政権は責任ある提案を行い、国会の議論を活性化させ、与野党の活発な議論の中から合意を導き出したいと考えています。国の政策は憲法にもとづいて行われます。私たちは、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」という憲法の3つの基本理念を踏まえつつ、基本的人権の多様化、国際協調の必要性といった時代の要請に即した憲法論議を積極的にすすめます。地方分権に伴う中央政府と地方政府の関係再構築、環境権、知る権利、プライバシー保護など基本的人権の多様化、首相のリーダーシップ強化や国際協調、国際協力の必要性の高まり、安全保障問題などのテーマについて、時代の要請に応じた視点で、政権担当期間中に憲法論議と憲法にもとづく政策の創造的発展に努めます。憲法を「不磨の大典」とすることなく、またその時々に都合のよい憲法解釈を編み出すのではなく、憲法が国民と国の基本的規範であることをしっかりと踏まえ、国民的な憲法論議を起こし、国民合意のもとで「論憲」から「創憲」へと発展させます。民主党は、有権者から負託された政権において、全議員が一致して、約束を誠実に実行します。
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