ムサハラバード、カリハヒブラの視察後に経済生産大臣、観光大臣、鉄道大臣、環境大臣、大蔵副大臣らと合流し、夕食を取りながらの懇談を行った。道路が寸断されて、いまだに救援隊が到達していない地域に対する政府の今後の対応策について、経済生産大臣が指摘した進め方は以下の通り。
- 軍隊が被災地に入り、その地域の安全性を確保する。
- 続いてヘリコプターでテントを輸送する。
- 1箇所に50から60のテントを張る。そこに医師を1から2名を派遣する。
- 被災民の移住を促し、コミュニティーをスタートする。
- 被災民のコミュニティーテントでの安全な生活が始まれば、軍は寸断された道路の修復にあたる。
また、インドとの領有権問題などについて大蔵副大臣が示した考え方は以下の通り。
- インドとの間のカシミール地域の領有権問題について、和解への条件が整ったわけではない。
- 国際赤十字(キリスト教)やイスラエル(ユダヤ教)、そしてインド(ヒンズー教)からの支援は受け入れる。パキスタンはオープンな国だからだ。
- 領有権問題でインドが国連決議をはじめとする国際社会の要請にいまだ従っていない中で和解が進むことはない。
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